「優勝して終わりたい」ハンド少年女子 鹿児島国体きょうから競技開始

【高校最後の国体に向けて練習に励む四日市商の上村主将(中)、蛭川監督(左)ら=3日、四日市市内で】

8日から鹿児島県霧島市で行われる鹿児島国体ハンドボール競技の少年女子に四日市商が出場する。7月の全国高校総体(インターハイ)では創部初のベスト4入り。主将で司令塔の上村花瑠ら3年生にとって高校3年間の締めくくりとなる大会で「優勝して終わりたい」と話す。

持ち味はDFからの速攻。上村がパスをさばいて、サイドシュートが得意な森田理世、ロングシュートが武器の矢田莉菜らにつなぐ。インターハイは準決勝で昭和学院(千葉)に延長戦の末敗れて決勝進出を阻まれたが、8月に和歌山県で行われた日韓中ジュニアでは上村、森田、矢田が日本代表の一員に選ばれている。

国体にはインターハイで苦杯をなめさせられた千葉も出場。両チーム順調に勝ち上がればインターハイ同様、準決勝で再び対戦する。現在のチームメイトの多くと県選抜で活動した朝明中時代、四日市商の蛭川健司監督からも指導を仰いだ上村は「ここ(四日市商)で全国優勝したいと思って入った」。目標の全国制覇を果たして「監督を胴上げしたい」と意気込む。