鳥羽の海辺、あふれる透明感 菰野町で丸山さん水彩画展

【作品を紹介する丸山さん(左)=菰野町大羽根園のパラミタミュージアムで】

【三重郡】三重県四日市市笹川の丸山靖弘さん(67)の水彩画展が、菰野町大羽根園のパラミタミュージアム1階、小ギャラリーで開かれている。15日まで。小ギャラリーは入場無料。

県内の海辺を描くシリーズ展を開催し、今回が第3弾。鳥羽と離島(答志島、菅島、坂手島、神島)をテーマに、海辺の風景や人々の営みを透明感あふれるタッチで描いた作品29点を展示している。

丸山さんは元高校美術教諭。昨年、悪性リンパ腫のため半年間の抗がん剤治療を続けた。再起後、初となる作品展でもある。「次は尾鷲を描きたい」と意欲を見せ、「三重の海の美しさと、自然に寄り添って暮す人々の素朴さを作品から感じ取ってもらえれば」と話した。