スタートアップ企業成長加速へ 中小機構、支援先を公募

中小企業基盤整備機構(以下中小機構)は、スタートアップ企業の成長加速を支援する事業「FASTAR」の令和5年度支援先企業の公募を、このほど始めた。

FASTARは、IPO(新規株式公開)やM&A(合併・買収)を視野に、地域有力ベンチャーを目指すスタートアップや個人に対して、資金調達や業務提携に向けて、成長の加速を支援する事業。

中小機構の専門家が専任パートナーとして、事業戦略や経営課題解決のための支援を約1年間継続的に行い、事業計画に磨きをかける伴走支援をする。また外部の専門家による支援やセミナーなどの開催により、成長に必要な知識を提供。ほかにも大企業へのプレゼンテーションやマッチングなど、資金調達や事業提携の機会を提供するといった支援がある。

同事業はこれまで2019年度から計9回の募集をし、医療やバイオテクノロジー、ヘルスケア、AI分野などで成長を目指す106社を採択した。資金調達などの実績が出ているという。応募は募集要項を確認のうえ、31日(必着)までに必要書類を電子メールで提出する。公募概要や応募方法については、同事業特設サイト=https://fastar.smrj.go.jp/apply_202310.html=へ。問い合わせは中小機構=電話03(5470)1574=へ。