桑名市に「シェア自転車」提供 福岡の「ニュート」包括連携協定 三重

【電動アシスト自転車にまたがり笑顔の伊藤市長(右)と家本社長=桑名市役所で】

【桑名】三重県桑名市は6日、シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を提供する「neuet(ニュート)」(福岡市、家本賢太郎社長)と包括連携協定を結んだ。19―25日には、桑名市内で「チャリチャリ」の実証実験をし、来年4月の本格運営を目指す。

同社は「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」を理念に、福岡市(平成30年2月開始)、名古屋市(令和2年7月)、東京都(東部、同年9月)、熊本市(昨年4月)―の全国4都市でサービスを展開。1分単位の料金設定(ベーシック1分6円、電動アシスト自転車1分15円)で身近な移動に特化し、成長している。

同サービスは、利用者がアプリをダウンロードして会員登録し、QRコードで鍵をあけて目的地近くの駐輪ポートまで乗り、鍵をしめて終了。特徴は、誰でも乗れる小さめの自転車▽スマホで完結▽GPS搭載で位置を定期的に発信し盗難を防止―など。

実験では、桑名駅▽市役所▽柿安シティホール▽寺町商店街北▽柿安コミュニティパーク▽住吉浦休憩施設▽六華苑―の7カ所に駐輪ポートを設置。電動アシスト自転車20台を導入する。実験のポイントとして①主要観光施設を巡る新たな選択肢の提供②公共交通への乗り継ぎ利便性の向上③日常生活の潜在的な移動需要発掘―を挙げている。

協定での連携事項は、①二次交通の活性化②公共交通の維持・利用促進③観光・地域振興④災害発生時の都市復旧活動―に関する事項など。

市役所で開かれた協定締結式で、家本社長は「町のニーズを発掘したい思いで事業をしてきたが、過去最短で協定締結の日を迎えられた」と感謝。事故対策については「全て自分たちで頑丈な自転車を作っており、1800万回の乗車で重篤な事故はない。アプリの中で交通マナーやルールの案内もしている」とした。

伊藤徳宇市長は「東京でスカイツリーから両国までサービスを体験し、平らなエリアなら面白いと実感した。次は本格的に社会実装できるようにしたい」と述べた。