「旅するチョウ」アサギマダラ飛来 亀山の里山公園「みちくさ」 三重

【フジバカマの花の蜜を吸うアサギマダラ=亀山市椿世町の里山公園「みちくさ」で】

【亀山】「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが今年も、三重県亀山市椿世町の里山公園「みちくさ」に咲くフジバカマの花に数匹飛来し、花が咲く今月下旬まで見ることができる。

アサギマダラは、羽根の模様が黒と褐色の鮮やかな大型のチョウで、春から夏にかけて北上し、秋に南下する習性があり、フジバカマの花の蜜を好むという。

市生物多様性・獣害対策室の上野篤司主査は「朝から午前中の涼しい時間帯に飛び回っている」とし、「夜は周辺の林で眠るので、フジバカマと林のある『みちくさ』は、アサギマダラの環境に適した場所」と観察していた。

同公園には毎年、アサギマダラを撮りに多くのアマチュアカメラマンが訪れている。