戦没者に恒久平和誓う 亀山市追悼式で市長ら 三重

【式辞を述べる櫻井市長=亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

【亀山】三重県の亀山市と市遺族会(河村友信会長)は3日、同市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで「令和5年度亀山市戦没者追悼式」を執り行ない、櫻井義之市長と森美和子市議会議長、同会役員ら計20人が参列した。

櫻井市長は式辞で「戦後78年が過ぎ、この平和と繁栄は、祖国を思い家族や愛する人々を案じつつ、遠く戦場において異郷の地で帰らぬ人となられた戦没者諸兄の尊い犠牲の上にあり得たことを、決して忘れることはできません」とし、「ここに改めて、世界の恒久平和と人類の繁栄に貢献していくことを固く誓います」と語った。

遺族会を代表して河村会長は「わたしたち遺族は、尊い命のおかげでいまがあることを再認識し、風化させず次代の人々に語り継ぎ、戦没死された皆さまに顔向けできる世の中になったのかを、いま一度胸に手を当て、深く反省する必要がある」とし、「ご英霊の皆さまに心から感謝と哀悼の誠を捧げます」と追悼の言葉を述べた。

櫻井市長と河村会長、参列者らは順次、祭壇の戦没者之碑に献花した。