読める絵「己書」500点 亀山のSC作品展 三重

【師範や生徒らの作品が並ぶ会場=亀山市東御幸町SC「亀山エコータウン」で】

【亀山】日本己書(おのれしょ)道場の上席師範で、三重県の四日市や鈴鹿、亀山など各市で「己書わ楽や道場」を開いている、町谷靖子さん(44)=鈴鹿市在住=が代表の「己書全国三重北部師範会」の己書作品展が1日から、亀山市東御幸町のショッピングセンター「亀山エコータウン」で始まっている。6日まで。午前10時―午後5時。

己書とは、円相という字体で描く書で読める絵ともいわれ、筆ペンで描く味のある自由な書。書道や習字とは異なり書き方も自由で、心のおもむくまま書く新感覚な書として、道場に通う人も増えている。

会場には、「笑」や「ありがとうおかげさま」、「感謝」など師範25人と生徒らの作品計約500点が並ぶ。また、展示期間中、己書の無料体験も実施している。

三谷喜代美師範(62)=鈴鹿市在住=は「5年前、町谷上席師範の『わ楽や道場』に入り、約2年前に師範になりました」とし、「楽しいから続けられます。己書に出合って、ほっこりした気持ちで毎日を過ごしています」と話していた。