利用者制作の絵画や工作展示 障害者介護施設ベルホーム 鈴鹿市民ギャラリーで

【展示の準備作業をする施設職員ら=鈴鹿市役所市民ギャラリーで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市江島町の同市障害者生活介護施設ベルホーム(真弓和人施設長)は28日から10月3日まで、同市役所市民ギャラリーで「ベルホームアート展2023」を開き、20―60代の施設利用者約40人が制作した絵画や工作など約100点を展示する。

テーマは「自由~宝物を探しに行こう」。

クレヨンや絵の具などを使って、それぞれが描きたいものを自由に表現した絵画や握った粘土に貝殻を埋め込んだオブジェの個人作品約80点のほか、共同作品として季節感のある模造紙の壁掛け13点を出品。折り紙を切って貼った花火や新聞紙を丸めて着色したサツマイモなど、感性豊かな力作の数々が並ぶ。いずれも余暇活動の中で取り組んだ。

27日は施設職員3人が、作品を壁面に貼るなど会場設営をした。生活支援員の寳門祥人さん(33)は「作品を通じて利用者のみんなが楽しく過ごしていることが伝われば」と話していた。