ヒガンバナが見頃 津・安濃川沿い市道 有志グループが整備

【見頃を迎えたヒガンバナ=津市芸濃町北神山で】

【津】三重県津市芸濃町北神山の安濃川沿いの市道約900メートルに群生するヒガンバナが、今年も見頃を迎えている。好天に恵まれた週末は多くの見物客が訪れた。

同所は市道の両側に北神山地区の有志グループが植えたサクラやアジサイが季節ごとに楽しめる。現在は有志団体「花街道」(田中茂人会長、会員45人)が市と県の助成を受け沿道と河川敷の整備を担っている。

ヒガンバナは自生していた場所に同団体が球根を補充しており、初秋の花の名所としても知られる。

今年は今月9日に会員で下草を刈り、中旬から花芽が伸び始め今が見頃。夫(44)と息子(8つ)と訪れた多気町の久保亜矢子さん(45)は「少しまだ早いかなと思ったけどきれいに咲いていて良かった。ここまで群集で咲いているのは初めて見た」と熱心に撮影した。

田中会長(78)は「毎年球根4、5千球を補充している。多くの人に楽しんでほしい」と話した。