メンタルヘルス対策などで連携 協会けんぽと三重さんぽセンターが協定

【協定を締結した内藤支部長(左)と片岡所長=津市栄町の全国健康保険協会三重支部で】

【津】全国健康保険協会(協会けんぽ)三重支部と労働者健康安全機構三重産業保健総合支援センター(三重さんぽセンター)は21日、県民の健康づくりの推進に向けた包括的事業連携に関する協定を締結した。メンタルヘルス対策や仕事と治療の両立などの支援に関し相互に連携する。

協会けんぽは中小企業の従業員や家族が加入する医療保険者。三重さんぽセンターは産業保健に関する研修などを行う厚労省所管の組織でいずれも各都道府県に置かれている。両者の協定は全国で8例目。

締結式では内藤誠・同協会支部長と片岡紀和・同センター所長が協定書にサイン。内藤支部長は「私どもへの傷病手当金の請求の中でメンタル不調が急増しており人材不足に悩む企業にとって見過ごせない課題。互いに連携し働く人々の健康確保を目指していきたい」、片岡所長は「当センターの長所はメンタルヘルス教育、治療と仕事の両立支援などで、情報発信力のある三重支部さまとの連携により中小企業の方々に当センターのサービスを活用していただきたい」とそれぞれあいさつした。