園児ら「道路に飛び出しません」 亀山署、秋の交通安全運動出発式 三重

【櫻井市長(右手前左)と田中署長(同右)に交通安全宣言をする園児ら=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】秋の全国交通安全運動初日の21日、三重県亀山市東御幸町の市文化会館で出発式があった。同運動は30日までの10日間。

同市交通安全対策協議会長の櫻井義之市長、亀山署の田中正人署長ら署員21人のほか、亀山地区交通安全協会、PTA連合会、警友会ら計約100人が参加した。

櫻井市長は「悲惨な交通事故を減らすためには、市民一人一人が交通ルールを順守し、正しく実践することが大切」とし、「交通安全思想に満ちあふれた、交通事故のない『安心安全のまち亀山』の実現を目ざします」とあいさつした。

昨日現在の県内の交通事故死亡者数について田中署長は「44人で昨年に比べて6人増加している。亀山署管内でも7月、高齢男性が運転中、電柱に衝突して亡くなる死亡事故が発生した」と述べ、「交通事故を1件でも減らすため、総力を挙げて取り組む」と話した。

同市東町1丁目の幼保連携型認定こども園「亀山愛児園」の園児56人がマーチングバンド「宇宙戦艦ヤマト」を演奏した後、櫻井市長と田中署長に「道路へは急に飛び出しません」「道路や駐車場では遊びません」など元気な声で交通安全宣言をした。

同館内で出発式を終えた参加者らは、駐車場で県警交通機動隊の白バイを先頭にパトカーらが赤色灯を点灯し市内に出動する車両部隊を見送った。

【白バイを先頭にパトカーら車両部隊の出動を見送る参加者ら=亀山市東御幸町の市文化会館駐車場で】