「縁むすびサポーター」に52人 三重県が認定、結婚希望者に出会いの場

【中村部長(手前左)から認定証を受け取った出席者ら=津市一身田上津部田で】

三重県は20日、結婚を希望する男女らを引き合わせる「みえの縁むすび地域サポーター」として、県内の52人を認定した。人口減少対策の一環で、初の取り組み。結婚を希望する人らに出会いの機会を与えることで、将来的な出生率の向上につなげたい考え。

県によると、サポーターとなった52人は20―70代の男女で、主婦や会社経営者、元教員、市職員ら。谷川孝栄県議(草莽、4期、東紀州選挙区)も認定を受けた。

県は5月末から約3カ月間にわたってサポーターを募集し、養成講座を経て認定した。任期は今のところ本年度末までだが、事業が継続する場合は任期の更新も想定している。

サポーターは県の「みえ出逢いサポートセンター」に申し込んだ男女と面談して引き合わせの相手を見つけ、引き合わせの場に同席する。センターには256人が申し込んでいる。

このほか、出会いや結婚に関する相談に応じたり、県の結婚支援事業を紹介したりする。報酬は支払わないが、交通費などの一部を支給する。礼金などの受け取りは禁止している。

この日、津市一身田上津部田の県総合文化センターで認定式があった。サポーターのうち21人が出席し、中村徳久子ども・福祉部長から認定証を受け取った。

中村部長は「サポーターには多くの応募があり、良いスタートを切れた。人口減は最重要課題で、サポーターへの期待は大きい。結婚の希望がかなうよう活躍してほしい」と激励した。