交通事故偽装、恐喝と詐欺疑い 男3人再逮捕 松阪署

【松阪】三重県警松阪署は19日、恐喝と詐欺の疑いで津市一身田豊野、不動産仲介業梅溪亮介(26)、松阪市久保町、建設作業員伊藤迅也(25)、津市藤方、同岸本光希(25)の3容疑者を再逮捕した。

逮捕容疑は共謀して偽装交通事故の示談金などの名目で金品を脅し取ろうと考え、3月18日午後7時45分ごろから同19日午前10時ごろまでの間、津市新町の駐車場ほか3カ所で、梅溪容疑者が飲酒運転する自動車に同市の20代地方公務員女性を同乗させ、伊藤容疑者との交通事故を装い、女性から現金248万5千円を脅し取った疑い。

また4月29日午後7時15分ごろから同30日午前10時25分ごろまでの間、同市八町の駐車場などほか4カ所で、梅溪容疑者が飲酒運転する自動車に同市の20代看護師女性を同乗させ、岸本容疑者との交通事故を装い、女性から現金213万円と携帯電話など4点(時価合計約33万円相当)を脅し取ったほか、5月1日ごろから同2日午後6時15分ごろまでの間、「支払いが残っている」などと嘘を言い現金50万円をだまし取った疑い。

同署によると、マッチングアプリで女性と知り合った。梅渓、岸本の両容疑者は容疑を概ね認め、伊藤容疑者は認否を保留しているという。

梅溪容疑者は7月6、26、8月7、31日に、伊藤容疑者は7月6、26、8月31日に、岸本容疑者は8月7、31日に別件恐喝事件で逮捕されている。同署が余罪を追及している。