F1観戦客を花でおもてなし 四日市農芸高、鈴鹿サーキットに花壇 三重

【花壇にケイトウの花の苗を植える生徒ら=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで】

【鈴鹿】22日に開幕する自動車レース「F1日本グランプリ」を前に、会場となる三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで14日、四日市河原田町の県立四日市農芸高校農業科学科施設園芸コースの3年生19人が、観戦客をもてなすための花壇造りをした。

花壇として使用したのは、同サーキットGPスクエア内の敷地約30平方メートル。生徒らは花壇に「SUZUKA 2023」の文字を湾曲させたデザインを4色のケイトウの花、計1190株で表現した。

デザインは加藤遙香さん(18)が考案。夏休みの宿題として1人1点ずつ制作し、同サーキットが「アーチ状のデザインは初めて」「西暦が撮影時の記念になる」と選んだ。

「SUZUKA」は赤とピンク色、「2023」は黄とオレンジ色の花でそれぞれ表現。生徒らは全体のバランスを見ながら、花の苗をポットから地面に植え替えた。花は夏休み中に、生徒らが種から育てたという。

加藤さんは「鈴鹿を強調させたかった。湾曲はコースのカーブをイメージした。来場者に感動してもらえたらうれしい」と話していた。