段ボール製おもちゃ寄贈 和光紙器が鈴鹿市社協に 三重

【寄贈した段ボール製おもちゃを手にする和泉所長(左)と亀井会長=鈴鹿市岡田町の市第2療育センターで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市伊船町の梱包(こんぽう)資材製造業、和光紙器鈴鹿事業所(和泉浩之所長)は11日、同市岡田町の市第二療育センターで、市社会福祉協議会(亀井秀樹会長)に廃材を活用した段ボール製の手作りおもちゃ「かたぬきしゅりけんセット」3箱と壁掛け手裏剣約70枚を寄贈した。

同所を含め、同協議会が市の指定管理施設として運営する児童発達支援センターと障がい者生活介護施設の計3カ所で分けて使う。

寄贈はSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みと社会貢献活動の一環。型抜きは30枚一セットで、1枚約10センチの大きさ。三角や丸などの形に型抜きができる。

壁掛け手裏剣は1枚約20センチの大きさ。色を塗ったり、色紙などで飾り付けたりして使う。いずれも、手指の動きを促すことにつなげる。

従業員のアイデアで作製。全従業員約30人が就業時間後に、角を丸めたり縁にマスキングテープを貼るなど、工夫しながら作ったという。

寄贈式で和泉所長は「みなさんに少しでも楽しんでもらいたい」とあいさつ。亀井会長は和泉所長に感謝状を手渡し「有効に活用する」と謝辞を述べた。