基準値超の鉛検出 玉城町の工場

三重県は4日、パナソニックインダストリーのメカトロニクス事業部伊勢拠点(玉城町田宮寺)で、県生活環境保全条例の基準値を超える鉛が検出されたと発表した。「直ちに周辺環境への影響はない」としている。

県によると、同社の自主的な調査で判明。土壌調査を実施した24区画のうち一区画で、基準値の12倍に当たる鉛とその化合物が検出された。敷地内では過去に電子部品の製造で鉛を使用していた。

同社は土壌汚染が確認された部分をシートで覆い、立ち入りを禁止した。飛散を防ぐため、近くアスファルトを舗装する予定。南勢志摩地域活性化局は「対策が適切に行われるよう指導する」としている。