飛騨街道やお七夜など描く 津、「エバーグリーン」水彩画展 三重

【作品について話す村田講師(左)ら=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで】

【津】水彩画会「エバーグリーン」の第3回水彩画展が1日、三重県津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで始まった。水彩画家の村田幸一さん(65)=同市久居藤ケ丘町=が文化教室や自宅アトリエなど市内5教室で指導する生徒34人と村田さんの作品計55点を展示している。3日まで。入場無料。

日頃の成果を発表する機会として年1回開催。30―80代の男女が各1―2点を出品した。

白壁の土蔵と水路に雪が舞う「飛騨街道」、竹明かりに照らされる専修寺御影堂を描いた「お七夜」、柔らかな筆遣いの「たんぽぽ」など透明水彩で描いた作品が並ぶ。

通い始めて4年目という渥美直哉さん(70)=津市久居新町=はダイビング中に魚群を見上げる自身を描き「つまずいても吹っ切れると筆が進み、出来上がると喜びがある」と話す。

村田さんは「それぞれが個性豊かに持ち味を生かしている。違いを楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。