大阪商業大と協定 三重県内就職の促進で県、26校目

【協定書を交わす小見山部長(左)と宇部委員長=県庁で】

三重県は24日、学生らに県内企業への就職を促す協定を、大阪商業大(大阪府東大阪市)と締結した。県内企業の魅力発信などで協力してもらう。県が同様の協定を結ぶのは26校目となる。

県によると、協定は県内企業の情報や県内で開かれる就職イベントなどを、学生や保護者らに周知すると明記。県内企業が実施するインターンシップに参加する学生を支援することなども定めた。

卒業後は地元に戻って就職する「Uターン就職」などを学生らに促そうと、県が同大に締結を打診していた。同大が同様の協定を結ぶのは9県目。同大には94人の県内出身者が在学している。

小見山幸弘雇用経済部長と同大キャリアサポート委員会の宇部一委員長が県庁で協定書を交わした。小見山部長は「県内には素晴らしい企業がたくさんある。学生が満足できる就職を実現したい」と述べた。

宇部委員長は「学生らにふるさと三重の魅力を再発見してもらえるようにしたい」とあいさつ。「地域活性化について学んでいる学生も多い。地元で活躍できる人材を輩出したい」と話していた。