津のホテルで18人食中毒 三重県、飲食の営業禁止

三重県は23日、津市美杉町八知の「美杉リゾートホテルANNEX」で食事をした18人が下痢などの症状を訴えたと発表した。県はホテルで食中毒が発生したと断定。同日付で飲食の営業を禁止した。

県によると、症状を訴えた18人は三重、愛知、大阪、奈良、香川の5府県に住む4歳から61歳までの男女。13日から14日にかけて、このホテルに宿泊した。全員が入院せず、既に回復した。

県は14日の朝食が原因とみている。当日はウインナーや焼きサバ、ローズマリーチキンなどをバイキング形式で提供した。患者や調理をした従業員のほか、調理場から黄色ブドウ球菌が検出された。

宿泊者が14日、津保健所に連絡したことをきっかけに発覚。保健所は衛生管理の改善が確認できれば再開を認める。ホテルは営業中で、隣接する施設に食事の提供を求めるなどして対応するという。