認知症とフレイル予防学ぶ 亀山で保健師と管理栄養士講演 三重

【フレイル予防について話す藤本保健師(右)と竹尾管理栄養士=亀山市御幸町の市立図書館で】

【亀山】三重県の亀山市地域福祉課高齢者支援グループ「チームオレンジかめやま」は23日、同市御幸町の市立図書館で、認知症ミニ講座「いつまでも元気でいるために~今からはじめようフレイル予防~」を開き、市民ら計15人が、認知症フレイル予防について学んだ。

認知症は、アルツハイマー、脳血管性、レビー小体型などがあり、脳の病気や障害などにより、認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態。年齢を重ねるほど発症のリスクが高まるといわれている。

一方、フレイル(虚弱)とは、病気ではないが、年齢とともに、筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態で、予防することで健康長寿につながる。

この日は、市職員の藤本理恵保健師と竹尾綾管理栄養士の2人が講師を務め、それぞれの立場から講演した。竹尾さんは「タンパク質を適度に摂取し、バランスのとれた食生活を」、藤本さんは「少しでも症状があれば、悩まずに市社会福祉協議会の認知症初期集中支援チーム『カナリア』に相談してください」と話した。

次回同講座は9月21日、同所で田中内科医院(同市天神2丁目)の田中英樹院長が講演する。