病床使用率6カ月ぶり35%超 三重のコロナ、感染者は11週連続で増加

三重県は1日、県内の新型コロナウイルス感染状況を公表した。先週(先月24―30日)に報告された感染者数は1医療機関当たり平均18・44人で、前週の1・1倍。11週連続で増加した。病床使用率は6カ月ぶりに35%を超えた。

保健所管内別の1医療機関当たり感染者数は、桑名40・9人▽四日市10・2人▽鈴鹿17・3人▽津15・55人▽松阪12・13人▽伊勢19・36人▽伊賀13・13人▽尾鷲16・5人▽熊野12・5人―となった。

病床使用率は前週同一曜日比6・9ポイント増の37・2%で、35%だった2月1日と同水準。「五類」への移行後としては最も高い。入院中の感染者は32人増の168人、確保病床は3床増の452床。前週はゼロ人だった重症者は3人となった。

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは「感染者の増加傾向は鈍化している」としつつ「これまで北勢が中心だった増加傾向のエリアが県全域に広がっている」と指摘。「基本的な感染防止対策を徹底してほしい」としている。