桑名の飲食店で食中毒 31人に症状、サルモネラ菌検出 三重

三重県は31日、桑名市大仲新田の飲食店「中国料理四川」で飲食をした31人が下痢や発熱などの症状を訴えたと発表した。県は同店での食事が原因の食中毒と断定。同日付で同店を営業禁止処分とした。

県によると、症状を訴えた31人は6歳から48歳までの男女。21日から22日にかけて同店を利用した。うち20代男性1人が入院したが、28日に退院した。全員が快方に向かっている。

同店は杏仁豆腐や焼き餃子、チャーハン、台湾風キュウリ、イカゲソ、ショウロンポウ、野菜サラダなどを提供していた。症状を訴えた人や従業員のほか、店内からサルモネラ菌が検出されたという。

患者が受診した医療機関が26日、桑名保健所に連絡したことをきっかけに発覚。保健所は同店に対して店内の消毒などを指導した。衛生管理の徹底が確認でき次第、営業の再開を認める方針。