G7交通大臣会合「ラペルピン」採用 志摩市、ふるさと納税返礼品に

【ふるさと納税の返礼品に登録されたラペルピン=志摩市役所で】

【志摩】三重県志摩市は、6月に同市で開催されたG7三重・伊勢志摩交通大臣会合で各国代表らに贈られた真珠アクセサリー「ラペルピン」を、ふるさと納税の新たな返礼品として採用した。

ラペルピンは、国土交通省から依頼を受け、県真珠振興協議会が制作し、会合当日、各国閣僚らの胸元を飾った。

返礼品のラペルピンは、各国閣僚らに贈られたものと材質やデザインが同様。同市の片田真珠研究グループが英虞湾で養殖した直径四ミリのあこや真珠三個を使用した。英虞湾を抽象化したデザインの土台に真珠を配置し、円形状にすることで、平和、パートナーシップなどSDGs(持続可能な開発目標)の原則を表している。ジュエリーブランド「ヤヌカ」の中村穣代表がデザインを手がけた。28日から、10個限定で取扱いを開始。寄付額は25万7千円。

橋爪政吉市長は「志摩の資源を発信する一つのきっかけになる。会合が成功に終わったことを多くの方に知っていただき、寄付という形で応援していただければ」と話した。

ラペルピンは、8月中旬から、市内の真珠店などで、数量限定で販売が予定されている。