下野県議が衆院選出馬表明 三重2区に、立憲民主公認

【記者会見で、次期衆院選への立候補を表明する下野氏=県庁で】

下野幸助県議(46)=鈴鹿市白子駅前=は19日、県庁で記者会見し、「若い人らが活躍できる活力ある日本にしたい」などと述べ、次期衆院選の三重2区に立憲民主党公認で立候補すると表明した。

下野氏は会見で「国民は厳しい生活を強いられている」と述べ、高校の授業料無償化や大学の給付型奨学金拡充、子ども医療費無償化の拡大などを進める必要性を強調。賃上げを図る考えも示した。

立民県連は、三重2区を地盤とする中川正春衆院議員(73)=9期=が今期限りで引退する方針を固めたことを受け、候補者を公募していた。8日に下野氏を内定し、党本部が18日に公認を決めた。

会見に同席した立民県連の三谷哲央幹事長は、野党間の選挙協力について「国民民主党には求めていく」と説明。候補者が空白の三重1区と三重4区でも擁立に向けて人選を進めていると明かした。

下野氏は鈴鹿市出身。内閣官房やアイシン精機での勤務を経て、平成23年4月の県議選同市選挙区で初当選し、4期目。県議会では、旧民進党系会派「新政みえ」に所属している。慶応大院卒。

衆院三重2区は、自民党の川崎秀人氏(41)が現職。次期衆院選では下野、川崎両氏のほかに、日本維新の会新人の森口あゆみ氏(58)と前県議で共産党新人の山本里香氏(65)も立候補を予定している。