スポーツ振興や福祉で連携 ヴィアティン三重、東員町社協と協定

【協定書を手にする岡野会長(左)と後藤社長=員弁郡東員町山田で】

【員弁郡】三重県内でサッカー、バレーボールなどのクラブチームを運営する総合型スポーツクラブ「ヴィアティン三重ファミリークラブ」(桑名市和泉、後藤大介社長)は14日、東員町社会福祉協議会(岡野讓治会長)と連携協定を結んだ。スポーツ振興や地域福祉の向上などで協力する。

協定は、地域福祉の推進や、同町に住む全ての人の「3感(基本的信頼感・自己肯定感・自己有能感)」向上に寄与するのが目的。

連携は、①スポーツ振興②地域福祉向上③情報発信―に関する事項で実施。町民がスポーツを通して世代や地域を越えた温かい関係を築き、「東員町に住んどってよかった」と思ってもらえる町をつくるための協力などを行う。

民生委員児童委員協議会やシニアクラブ連合会の事業を同クラブと共同実施し、事業に選手が参加するなどを計画している。

同町山田の町ふれあいセンターで開かれた協定締結式で、後藤社長は「理念が全く同じで、同じ方向を向きながら活動できる。サッカーチームの活動の目標はJリーグ入りだが、目的は地域課題解決で、活動に終わりはない」と強調。

その上で「ホームゲームは15試合で、残りの300日に何をするかが問題。子ども食堂、学童保育、高齢者の居場所など解決すべき課題はあり、地域に愛されるクラブになるように取り組み、活動を充実させていくことと、社協さんの活動を後押しすることを誓う」と語った。

岡野会長は「町教委で子どもたちにヴィアティンが浸透していると感じていた。町民の皆さんには、サッカーの持つ魅力、公平・公正を大事にする思想や、相手をリスペクトする精神、三重県からJリーグをという熱い思い、というヴィアティンの3つの魅力に触れてほしい」と語った。