東京に鈴鹿の名産品自販機 19日から、洋菓子や伝統工芸

【自動販売機の設置について説明する末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は7月19日から8月20日までの1カ月間、東京都渋谷区の商業施設「ヒカリエShinQs」に自動販売機1台を設置し、市内の12事業者が取り扱う洋菓子や伝統工芸品などの商品12点を販売する。各商品の販売価格は現在調整中だが、400円―5千円程度。10日の定例記者会見で末松則子市長が発表した。

市の商品販売を通じて、首都圏での市のPR活動や販路拡大が狙い。

市は平成30年度に吉本興業と三十三フィナンシャルグループと包括連携協定を締結。市の地域資源を活用した新たな名産品の開発や販路拡大などに取り組み、これまでに14事業者、19商品の商品開発を進めてきた。

市によると、コロナ禍で非接触となる自動販売機での商品販売が各地で増加傾向にあることから、今年度は「自動販売機での販売」にテーマを絞ったという。

設置する自動販売機は商品販売のほかに、本体前面の映像表示画面を活用し、市のPR動画を上映する。

末松市長は「市内の企業を応援する事業が、鈴鹿のアピールにつながれば」と話した。