下野県議を候補者内定 次期衆院選三重2区、立民県連が幹事会

【常任幹事会後の記者会見に臨む下野氏(左)と中川氏=津市羽所町で】

立憲民主党三重県連は8日の常任幹事会で、次期衆院選三重2区の候補者に下野幸助県議(46)=新政みえ、4期、鈴鹿市選出=を内定した。党本部に申請し、公認が決まれば正式に立候補を表明する方針。

立民県連は三重2区を地盤とする中川正春衆院議員(73)=比例東海=が今期限りで引退することを受け、候補者を募集していた。4人から応募があり、県連の選考委員会が下野氏を選んだという。

下野氏は常任幹事会後の記者会見で「内定に感謝している。国会議員になる夢を持っていた」と述べ、人口減少対策に注力すると強調。県議は「衆院解散が明確になるまでは続けたい」と語った。

中川氏は下野氏が選ばれた理由について「県議としての実績や政策に対する思いが評価されたのだろう」と説明。他に立民の候補者が決まっていない1区と4区でも、近く内定する考えを示した。

下野氏は鈴鹿市出身。内閣官房の職員やアイシン精機の職員などを経て、平成23年4月の県議選同市選挙区で初当選。四日市港管理組合議会の議長や県の監査委員などを歴任した。慶応大院卒。

衆院三重2区は下野氏のほか、自民党現職の川崎秀人氏(41)と、日本維新の会新人の森口あゆみ氏(58)が立候補を予定している。