三重、津田学園など初戦突破 夏の高校野球県大会、熱戦始まる

【高田―三重 三回裏2死二塁、三重4番大越が中越えに適時三塁打を放つ。三重4点目=ドリームオーシャンスタジアムで】

第105回全国高校野球選手権記念三重大会第2日は8日、1回戦11試合が行われ、3年連続の優勝が懸かる三重のほか、2019年以来の夏の甲子園を目指す大会第4シードの津田学園などが2回戦進出を決めた。

三重は高田の好投手中山勝暁を攻略し7―1で初戦突破。1点を追う二回、7番田中聡真の適時二塁打と敵失に乗じ逆転すると三回4番大越渉の適時三塁打などでリードを広げた。

津田学園は四日市農芸を32―0の五回コールドで下した。四回の1番近藤陸翔の大会第1号となる右越ソロ本塁打を含めチーム25安打26打点と打撃が振るった。このほかにも四日市南が英心を55―0の五回コールドで、桑名西が徳風を52―0の五回コールドで下すなど大差で勝負がつく試合がある一方、桑名と津東の進学校対決は終盤まで1点を争う好ゲームとなり、九回裏2死一、二塁から4番今原賀集の右前適時打で決勝点を挙げた桑名が2―1でサヨナラ勝ちした。

また今大会唯一の連合チームだった四日市四郷・石薬師・あけぼの学園・志摩は尾鷲に1―7で逆転負けして2回戦に進めなかった。

【8日の結果】
▽1回戦
○…四日市球場…○
津田学園32―0四日市農芸
(5回コールド)
桑名西52―0徳風
(5回コールド)
桑名2―1津東
○…津球場…○
亀山6―1飯南
上野14―0青山
(5回コールド)
四日市南55―0英心
(5回コールド)
○…ドリームオーシャンスタジアム…○
三重7―1高田
松阪商8―0名張
(7回コールド)
尾鷲7―1郷石あ志
○…ダイムスタジアム伊勢…○
宇治山田商11―0鳥羽
(5回コールド)
皇學館7―1相可

【9日の試合】
▽1回戦
○…四日市球場…○
①桑名北―朝明
②津工―川越
③四日市工―稲生
○…津球場…○
①津―久居農林
②鈴鹿―四日市商
○…ドリームオーシャンスタジアム…○
①松阪工―四日市
②伊賀白鳳―白山
③神戸―神村伊賀
○…ダイムスタジアム伊勢…○
①昴学園―桑名工
②四中工―紀南
(試合開始予定時刻は1日3試合の場合①9時②11時半③14時、2試合の場合①10時②12時半)