小鳥山中世墓からつぼや銅鏡出土 津の川合公民館できょうから展示、地元の小学生兄弟が発見 三重

【渥美産四耳壺の出土状況(津市教委提供)】

【津】三重県津市一志町小山の小鳥山中世墓から昨年1月に発見され、6月の発掘調査で出土した遺物が8日から、同町八太の川合公民館1階エントランスで初公開される。つぼや銅鏡など6点を展示する。16日まで(期間中無休)。午前9時―午後5時。

同所の遺物は同町小山地区西側丘陵で遊んでいた地元の小学生兄弟が石組みの下につぼや鏡を発見した。その後の市教育委員会による調査で、12世紀平安時代末期の一志地域の有力者が作った墓または経塚とその副葬品と分かった。

展示では、高さ39センチ、口径約19センチの渥美産四耳壺(しじこ)、直径約12センチの菊花双鳥鏡など和鏡2点、長さ32センチの鉄刀、白磁椀(わん)などを見ることができる。

【小鳥山中世墓で見つかった菊花双鳥鏡(津市教委提供)】

問い合わせは同公民館=電話059(293)3711=へ。