球児の夏、開幕 高校野球三重大会、四日市で開会式

【開会式で桑名西高校の百合本理規さん(中央)の先導で全体行進する各校の選手ら=四日市市羽津甲の霞ケ浦球場で】

夏の甲子園の出場切符を懸けた、第105回全国高校野球選手権記念三重大会(県高野連など主催)は7日、四日市市羽津甲の霞ケ浦球場で、県内64校61チーム(四日市四郷・石薬師・あけぼの学園・志摩の合同1チーム含む)が出席して開会式が行われた。

前年度優勝校の三重を先頭に行われた入場行進では昨年同様、背番号のない3年生や3年生マネジャーの参加も認められた。

105回の節目を記念して式典のアナウンスを高校生が務めた。伊勢市出身のバンド「WildPitch(ワイルドピッチ)」ボーカルの長谷川健太さんの「栄冠は君に輝く」の独唱、野球部ユニホームを着用した三重高校ダンス部のパフォーマンスもあった。

試合開始は8日から。県高野連の前川欣也会長は「準備はすべて整った。精いっぱいの力を出して記憶に残る素晴らしい大会を」と激励。桑名工業高校3年の寺本裕哉主将が「支えて下さったすべての方々に輝く姿をお見せできるよう全力で戦う」と選手宣誓した。