強殺容疑の夫ら送検 鈴鹿署 ブラジル人女性殺人事件

【捜査員に付き添われて車両に乗り込むデメルソン容疑者=鈴鹿署で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市寺家5丁目のアパートでブラジル人女性が殺害され、夫や長女ら3人が逮捕された強盗殺人事件で、殺害されたアイハラ・アルメイダ・ロゼリさん=当時(46)=が帰宅直後に殺害されたとみられることが24日、捜査関係者への取材で分かった。待ち伏せにより襲撃された可能性が高いとみて詳しい経緯を調べている。

捜査関係者によると、ロゼリさんが使用していた車のカーナビを解析した結果、犯行のあった5月3日午後9時20分ごろ、ロゼリさんが姉の家を出発していたことが判明。約25分後の同45分ごろ、自宅アパート前の駐車場でエンジンを切っていたという。

ロゼリさんの死亡推定時刻は同日午後10時ごろとみられており、ロゼリさんが帰宅直後に自宅アパート周辺で襲撃された可能性が高いとみて調べている。

鈴鹿署捜査本部は同日、強盗殺人の疑いで、ロゼリさんの夫で四日市市小古曽東1丁目、プラテス・アルメイダ・デメルソン容疑者(48)、同居する長女のアイハラ・アルメイダ・キンベリ・カオリ容疑者(25)、長女の内縁の夫で無職ハコザキ・ルカス・ハルユキ容疑者(23)の身柄を津地検に送検した。犯行動機や役割分担など全容の解明を進める。