キャンピングカーで非日常を ネッツトヨタ三重がレンタル開始

【キャンピングカー(右から伊勢志摩号、江の島号)を紹介する平野社長(左)ら=津市垂水のネッツトヨタ三重津店で】

【津】トヨタ車を販売する津市垂水のネッツトヨタ三重は17日、同社津店で先月下旬からレンタルをスタートしたキャンピングカー2台をお披露目した。3、40代を中心に昨年4月に立ち上げた新事業チームの企画。アウトドアブームを背景に車の楽しさや新たな遊び方を提案する。

レンタルを開始したのは、普通免許で運転可能な7人乗りの伊勢志摩号と準中型免許が必要な8人乗りの江の島号の2台。いずれもトヨタ車をベースに市内のキャンピングカー会社が製造する車種を購入した。

伊勢志摩号は車内のインテリアに伊勢木綿を使用しており松阪店で取り扱う。レンタル料金は平日一日税込み1万6500円から。江の島号は32インチの大型テレビや電動式プルダウンベッドを備え、久居インター店で取り扱う。同1万9800円から。いずれも同社ホームページから予約できる。

【32インチテレビを備えた江の島号の車内=津市垂水のネッツトヨタ三重津店で】

同社によると半導体不足などの影響で現在新車の入荷は早くて半年、人気車種では2年待ちの状態。そこで販売以外の新規事業を考えるチーム「明日ネッツ」を立ち上げて企画を募り、レンタカー事業が実現した。先月25日からサービスを開始し7、8月はほぼ予約が入っているという。

平野真也社長(48)は「まずはキャンピングカーで非日常を楽しんでいただき、ネッツトヨタの新たな挑戦を知ってもらえたら」と期待を込めた。