子どもら80人、田植え体験 松阪でクラギがイベント 三重

【田植えを体験する子どもたち=松阪市嬉野黒野町で】

【松阪】農業屋を運営するクラギ(三重県松阪市川井町、竹内秀樹社長)は5日、同市嬉野黒野町のクラギ嬉野農場付近の水田で田植え体験イベントを開催し、同市の子どもら約80人が参加した。

同イベントは、子どもらに米作りの大変さやありがたみを伝え、農業や自然環境に触れる機会としてもらおうと同社が開いており、16回目。

子どもらは約千平方メートルの水田に入り、同社のスタッフから助言を受けながら、目印に沿ってコシヒカリの苗を植えた。植えられたコメは秋に開催予定の稲刈り体験で刈り取られ、精米後に子どもたちにプレゼントされる。

市内から参加した西山陽登君(9つ)と関隼人君(9つ)は「田植えをするのは2回目で、楽しかった」「田んぼの中は温かいところや冷たいところがあった」とそれぞれ笑顔で感想を話した。

同社の中村篤史部長は「体験を通じて子どもたちがおコメがどのように食卓に並ぶのかを考えてもらう機会になれば」と期待した。