「気持ち新たにまい進」 鈴鹿・末松市長、4期目初登庁 三重

【4期目初日の臨時記者会見に臨む末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】任期満了(4月30日)に伴う三重県の鈴鹿市長選で、4月23日に4期目の当選を果たした末松則子市長は1日、初登庁し、臨時記者会見で「新たな時代を市民とともに切り開いていくため、常に初心を忘れることなく、気持ちを新たにして市政にまい進していく」と意気込みを語った。

末松市長は今後の取り組みとして、子どもたちの権利と生活を保証する「子ども条例」の策定について「次期総合計画と同時にスタートできたら」との考えを示した。

新たな地域公共交通の拡充については、デマンド型交通の導入を基軸に、地域の実情に合わせたシステムの構築を図る計画を進めており、実施に向けた具体的な運営計画や補助要綱などを策定する。

5月24日の新公共交通会議で、計画策定に向けた新たな部会の設置が提案される見通しという。末松市長は「市民は行きたい時に行きたい場所に行けることを望んでいる。市のコミュニティバス(Cバス)とは違う、もう一つの軸として考えている」と話した。

この日は始業前、集まった大勢の職員が同市役所市民ロビーで末松市長を出迎えた。職員から花束を受け取った末松市長は「3期12年、みなさんと積み上げた市政をさらに発展していきたい」と話した。

その後、幹部職員を中心とした約160人を前に「新たな総合計画の実行に向け、一緒に取り組んでいく」と訓示した。