園児ら手作りのよろい姿 津こども園、市内を武者行列 三重

【「エイエイオー」と声をそろえる園児ら=津市南河路で】

【津】園児が手作りのよろい姿で地区内を練り歩く武者行列が1日、三重県津市南河路の私立津こども園周辺であり、同園の年長児54人が約1キロを完歩した。

同園はこどもの日に合わせ親子で段ボールのよろいを手作りし市内を歩く行事を約40年続けている。コロナ禍でやり方を再考。よろいは装飾せず園児の絵のみにして先月保護者と共に仕上げたほか、当日の見学を動画配信に切り替えた。

園児は内田洋子名誉園長(68)から「津には藤堂高虎というお殿様がいた。皆さんも人のために働ける強い人になって」と激励を受け出発。新幹線、ウサギ、気球などを色とりどりに描いたよろい姿で五月晴れの下何度も「エイエイオー」と声を合わせた。

松岡咲良ちゃん(6つ)は「名前と同じサクラの絵を描いたよろいで歩いて楽しかった」、横山蒼生ちゃん(5つ)は「疲れてない。もっと歩きたいくらい」と話した。

堀内礼緒美園長(58)は「弱音を吐かずに歩き通してたくましい子に育ってほしい」と話した。