いなべ総合が7年ぶり4度目V 春の高校野球三重県大会

【優勝して喜ぶいなべナイン=津球場で】

第70回春季東海地区高校野球三重県大会(県高野連主催、伊勢新聞社後援)は最終日の1日、津球場公園内野球場で決勝が行われ、いなべ総合が津商を7―4で下して、7年ぶり4度目の優勝を果たした。3位決定戦は、海星が5―3で津田学園を退けた。

今大会すべて逆転勝ちのいなべ総合は一回、春3連覇を目指す津商に4点を奪われた。

しかし二回4番石垣諒馬からの4連打を足がかりに3点を返すと三回2死一、二塁から6番辻愛士、7番村上陽琉の連続適時打で2点を追加し逆転。3投手の継投で、二回以降、津商の得点を阻んだ。

3位決定戦を制して昨年秋に続く県3位校となった海星は、敵失にもつけ込み五回に逆転するとそのまま逃げ切った。

いなべ総合と津商は春季東海地区高校野球大会(20日開幕・静岡県)に県代表として出場する。この日で夏の甲子園出場を懸けた全国高校選手権三重大会の上位シード4校のシード順も決まり、第1シードにいなべ総合、第2シードに津商、第3シードに海星、第4シードに津田学園が入った。

【伊勢新聞社・小林千三社長から優勝旗を受け取るいなべ総合学園高校の堂上主将】