5万円分の電子マネー利用権詐欺被害 名張の70代女性 三重

【名張】三重県警名張署は28日、名張市の70代女性が5万円分の電子マネー利用権をだまし取られる被害に遭ったと発表した。架空請求詐欺とみて調べている。

同署によると、4月上旬ごろ、女性方にトヨタホームズ職員を名乗る男から高齢者施設の入居権を巡って名義貸しを求める電話があった。その後、別の男から名義貸しへの非難と共に現金1千万円の支払いを要求され、女性は24日、市内の宅配業者を通じて指定する住所に現金195万円を送った。翌日には電子マネーの購入を指示され、コンビニ店で購入した5万円分のカード番号を男に伝えたという。

現金送付先の宅配業者が不審に気付き、警察庁を通じて同署に連絡があり、詐欺が発覚。宅配分の現金被害は免れたという。