カード詐取し、現金盗む 容疑の少年逮捕、銀行員になりすます 三重県警四日市南署

【津】銀行員になりすましてキャッシュカードをだまし取り、現金を盗んだとして、三重県警四日市南署は25日、詐欺と窃盗の疑いで、大阪府岸和田市の無職少年(19)を逮捕した。

逮捕容疑は3月10日午後2時ごろ、津市内の80代女性からキャッシュカード2枚をだまし取り、このカードでATM(現金自動預払機)から現金約50万円を引き出した疑い。

同署によると、女性は少年が訪れる1時間ほど前、市職員や銀行員を名乗る人物から「医療費の還付がある」「カードが古いので交換する必要がある」などと電話を受けていた。

同署は先月14日と今月4日、この少年を別の詐欺事件で逮捕していた。その後の捜査で今回の事件に関与した疑いが浮上したという。「間違いない」と容疑を認めている。