「藤のガーデン」例年より早く見頃 津・赤塚植物園「レッドヒルヒーサーの森」

【見頃を迎えたフジ=津市高野尾町のレッドヒルヒーサーの森「藤のガーデン」で】

【津】三重県津市高野尾町の赤塚植物園の里山庭園「レッドヒルヒーサーの森」内に期間限定で公開する「藤のガーデン」が、例年より早く見頃を迎えている。藤の名木など13品種76本が甘い香りを漂わせている。開花状況により今月下旬まで公開予定。木曜休園。

同所は同庭園南西側の栽培地約5千平方メートルに富士山麓の山梨県笛吹市から樹齢60―70年の名木22本を移植し一昨年から開花時に公開している。今年は例年より開花が1週間早く開園も早めた。

現在は濃紫色で膨らみのある花房が特徴の八重黒龍藤や長尺の長藤などが見頃で、白野田藤が咲き始め。好天の21日は朝から多くの来園者が花と香りを楽しんだ。

写真愛好家のツアーで訪れた富永正裕さん(80)=京都府宇治市=は「初めて来たがすごく感動した。宇治の平等院にあるフジよりきれい」と感想を話した

管理担当の村松潤一さん(42)は「開園3年目で移植直後よりボリュームが出てきている。お早めにお越し下さい」と呼びかけた。

入園料大人1200円、中高生600円、小学生以下無料。問い合わせは同庭園=電話059(230)7789=へ。