学習支援や遊びの場提供 ボランティア団体いちごいちえ、津にこどもCaffe開所 三重

【「美創プロモーション」三重支社内に開所する「学習支援型こどもCaffe」=津市万町津の松岡ビル1階で】

【津】広告代理業「美創プロモーション」(本社・名古屋市中区、小森伸一郎代表)を母体とするボランティア団体「いちごいちえ」が、三重県津市万町津の同社三重支社で近隣の一人親世帯を支援する「学習支援型こどもCaffe」を19日にスタートする。事前に登録した養正、敬和両地区の一人親世帯の小学生に週1回、簡易学習支援や遊びの場を提供する。

同社は昭和56年創業で全国に9拠点を展開する。5年前沖縄支社が始めた子ども食堂がきっかけで社内に子どもの居場所づくりの機運が高まり、コロナ禍でリモートワークが進んだ事務所の空きスペースを有効活用し三重支社の約50平方メートルを改修した。

開所は毎週水曜日の午後3時―同6時(祝日、年末年始、長期休みは除く)。事前に登録した両校区の対象世帯の1―6年生が利用でき、同社社員やボランティアスタッフが宿題などの学習や遊びを見守る。一人につき1回100円の保険代が必要。今後は弁当の提供や季節ごとのイベントも計画するという。

16日には開所式と図工体験があった。小森社長(58)は「地域に向き合う仕事は従業員のやりがいにつながる」と意義を述べ「一人でも多くの子のつらいことや困ったことを無くす手伝いをしたい。少しずつ広げていけたら」と話した。

問い合わせは同団体の太田友幸副会長=電話080(6919)8352=へ。