2023年4月13日(木)

▼森本哲生元衆院議員が衆院農林水産委員会の与党筆頭理事として口蹄疫対策特措法の成立に奔走した姿を記す冊子「松阪牛を守った男」が出版された

▼森本和義元理事が執筆した。「『政府からGOは出たのですか?』私は訊いた。『そんなん待っとったらいつになるかわからん。審議入りするんや。』」とやり取りを振り返る

▼「党の上層部の重鎮である政府高官の意向を無視して」「まだまだ期数の若い筆頭理事が勝手に審議入りを決めるのは」「かなり特異な、恐らくほとんどない事例だと思う」としつつ、「もう数日遅ければ、被害は隣県にも飛び火」「日本の畜産業に致命的なダメージを与えていたかもしれない」とみる

▼後で国会対策委員長から「ど叱られた」と哲生氏は明かす

▼「善からは善のみが、悪からは悪のみが生まれるというのは、人間の行為にとって決して真実ではなく、しばしばその逆が真実である」「これが見抜けないような人間は、政治のイロハもわきまえない未熟児である」(マックス・ヴェーバー「職業としての政治」)

▼大台町副町長退任記念の刊行。おつかれさまでした。