サトザクラの「ギョイコウ」見頃 津の長野川沿い、例年より早く開花 三重

【津】三重県津市森町の長野川沿いの庄司庵公園右岸遊歩道にあるサトザクラの品種「ギョイコウ(御衣黄)」が例年より早く見頃を迎えている。薄緑や淡い黄色の八重の花を咲かせており、8日は多くの見物客が訪れた。

ギョイコウは花びらの色が薄緑色から黄色へ変化し、最後は花心が濃い赤になりピンク色の花びらを散らす特徴がある。同所には平成5年の台風被害の復旧工事で同6年から県と旧久居市が同公園を整備した際に植樹。現在は森大橋近くの6本のほか川沿いに数本ずつある。

今年は例年より1週間―10日ほど早く今月初めに開花。現在5―6分咲きで薄緑色や淡い黄色など八重の花が華やかに開いている。

友人と訪れた同市高茶屋の女性(75)は「ここの桜は色が変わっていくところが他になくていい」と感想を話した。