歴史講座と温泉楽しんで 湯元榊原館が企画「みえを知る旅Ⅲ」本社でPR

【「みえを知る旅Ⅲ」への参加を呼びかける前田社長=津市本町の伊勢新聞社で】

【津】三重県津市榊原町の温泉旅館「湯元榊原館」の前田諭人社長(33)が20日、同市本町の伊勢新聞社本社を訪れ、4―9月に全6回で実施する企画「みえを知る旅Ⅲ」をPRした。

三重の歴史や文化をテーマに郷土史家や研究者による講演と同館の温泉を楽しむ好評の企画で一昨年、昨年に続く第3弾。今回は「三重の女性編」として古代―江戸期に三重で活躍した女性6人にスポットを当てる。

開催日とテーマ、講師は①4月24日「倭姫命(やまとひめのみこと)の御巡幸から」岡田登(皇學館大名誉教授)②5月29日「式年遷宮の復興と慶光院上人」岡野友彦(同大文学部長)③6月12日「高松院―その時代背景および本山のその後の時代の変遷を見る」藤谷知良(真宗高田派本山総務)④同26日「全国で知られた孝女登勢」浅生悦生(三重郷土会常任理事)⑤7月24日「伊勢古市の妓楼と歌舞伎~『千束屋』女主人・山田里登の商才」小林郁(皇學館大研究開発推進センター助教)⑥9月4日「伊勢の文学者荒木田麗女の生涯と功績」雲岡梓(京都産業大文化学部准教授)―で時間はいずれも午前10時―正午。

前田社長は「歴史的背景を知ることで観光資源の魅力が深まる。三重に関わった女性を知り三重を楽しむきっかけになれば」と参加を呼びかけた。

定員先着70人。参加費は全6回6千円で同館の日帰り温泉「湯の庄」利用券が付く。オプション企画として6月に真宗高田派本山の見学がある(別途料金が必要)。

希望者は同館▽道の駅津かわげ▽津市観光協会―などに設置の申込書に必要事項を記入し同館にファクス=059(252)0792=で申し込む。申し込み締め切りは4月14日。問い合わせは同館=電話059(252)0206=へ。