伊賀が白星発進 7―0快勝 サッカー女子なでしこリーグ開幕

大和シルフィードとの開幕戦 前半16分、相手クリアボールをワンタッチで押し込んで先制点を挙げた伊賀FCくノ一三重・秦=伊賀市内で

サッカー女子の2023プレナスなでしこリーグが18日開幕した。県関係では、1部で2年ぶりの優勝を目指す伊賀フットボールクラブくノ一三重が19日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場で、昨年の2部から1部に昇格した大和シルフィード(神奈川)を7―0で下し、白星発進した。

1部は12チーム、4月1日開幕の2部は10チームが参加して、10月までホーム&アウエー方式の2回戦総当たりのリーグ戦を戦う。県内からは伊賀フットボールクラブくノ一三重のほか、2部にヴィアティン三重レディースが出場する。

伊賀は攻撃的サッカーで開幕戦を勝利で飾った。高い位置でボールを奪い次々と得点チャンスをつくった。前半16分、セットプレーの好機でゴール前に詰めていた主将のDF秦美結がこぼれ球を押し込み、先制に成功すると、前半だけで5得点。後半は途中出場の大卒ルーキーのFW平田ひな、高卒ルーキーのFW正野瑠菜が追加点を挙げた。

【藤枝順心高を卒業したばかりの伊賀FCくノ一三重の高卒ルーキー、FW正野。5―0の後半17分から途中出場し、試合終了間際リーグ初試合初得点となる7点目を挙げた=伊賀市内で】

前主将の引退などで昨シーズンから大幅に戦力が入れ替わったが、守備面でも岡山湯郷Belleから移籍加入したGK後藤優香を中心に無失点を維持した。北村隆二監督は「ポジション取りの甘さなど修正すべき点はある」と反省を忘れない一方で「自分たちからアクションを仕掛けていく姿勢は見せられた。一番上(の順位)を目指し試合を重ねていく中で成長していきたい」と話した。