【桑名】三重県桑名市星見ケ丘の造形作家、山口聡嗣(さとし)さん(62)の個展が、同市南寺町のギャラリー寺町で開かれている。場所や空間全体を作品として表現するインスタレーション作品を紹介している。26日まで。20日は休み。
ギャラリー内の壁全体に新聞紙が貼られ、LED(発光ダイオード)ライトがランダムに光を放つ。光に照らされて、新聞の裏面の文字が浮かび上がる。床にはレンガ板が敷かれ、来場者はその上を歩く。一歩中に入ると、幻想的な空間が広がっている。
山口さんは桑名工業高校で美術を教える傍ら、創作を続けている。個展は18回目。「訪れた人が、自分を見つめることができる場になればうれしい」と話す。18日と21日は、在廊する予定。