地域のごみ拾い歩く「成美クリーンウオーク」4年ぶり開催

【拾ったごみを分別する参加者ら=津市久居新町の市立成美小で】

【津】三重県津市久居成美地区の環境イベント「成美クリーンウォーク」が12日、市立成美小校区で4年ぶりにあった。子どもから高齢者まで地域住民約250人が自宅から同小までごみを拾いながら歩き、分別した。

参加者はごみ袋と火ばさみなどを手に家族や近隣の知人らと自宅周辺からごみを拾いながら歩いた。同小に到着後は飲料の缶、ペットボトル、折れた傘などさまざまなごみを9種類に分別した。

家族四人で初めて参加した丸山瑞規さん(31)は「『住んでいる所は自分たちできれいにする』と子どもたちが感じる機会になる」と感想を話した。

同イベントは地域の美化やごみの分別を意識付ける目的で20年以上前から開催。コロナ禍で中止が続いたが今年は環境クイズや抽選会を省いた内容で再開した。運営委員長の福岡健司さん(65)は「参加は例年の半数程度だったが再開できて良かった。コロナの収束が見られれば次回は元通りにしたい」と話した。