市総合運動公園建設が来月完了、計画決定から27年 松阪市

【記者会見に臨む竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】竹上真人松阪市長は20日、市役所で定例記者会見に臨み、同市山下町の市総合運動公園建設事業が来月完了すると発表した。27年の歳月と72億円をかけ、52・5ヘクタールを整備した。

平成8年に都市計画決定され、同24年に芝生広場(4・6ヘクタール)、同26年に人工芝の多目的グラウンド(1・3ヘクタール)、同28年に多目的広場(3・8ヘクタール)を順次開設していった。芝生広場は三重県内唯一のフルマラソン大会「みえ松阪マラソン」のフィニッシュ会場になっている。

平成31年開業のスケートパーク(0・5ヘクタール)は、プロ大会が開催可能な施設として日本スケートボード協会の監修を受け、東京五輪カナダナショナルチーム事前キャンプ地に使われた。

来月にはデイキャンプ場と遊歩道の整備を終え、全ての施設が整う。デイキャンプ場(0・2ヘクタール)はキャンプサイトやバーベキューサイトを備える。遊歩道は丘の上に至る道や水辺、里山の巡回路など4ルートがあり、計2・1キロ。いずれも4月にオープンする。

竹上市長は「一番人気があるのはサッカーに使う多目的グラウンドで年間4万8千人が利用する」「スケートパークは三角形の余った土地を活用して全国的にいち早く造り、時流に乗った。年間2、3万人が入場する」とアピールした。