幸せに暮らせる街へ連携 桑名市、スギ薬局と包括協定 三重

【協定書を手にする伊藤市長(右)と杉浦社長=桑名市役所で】

【桑名】三重県桑名市はこのほど、ドラッグストアの「スギ薬局」(愛知県大府市、杉浦克典社長)と包括連携協定を結んだ。相互に連携協力し、住み慣れた場所で子どもから高齢者まで誰でも健やかで安全に幸せを感じて暮らし続ける街を目指すほか、社会貢献活動を推進する。

連携事項は、①地域の安全・安心②健康増進③高齢者・子育て支援④教育・文化・スポーツ推進⑤啓発―に関することのほか、地域活性化と市民サービス向上に必要と認めること。

市役所で15日に開かれた協定締結式で、杉浦社長は「少子高齢化が進む中、予防医療の重要性が増している」とし「『健康』『医療』などのキーワードをもとに、どの健康状態の方とも接点を持ち、役に立ちたいとの気持ちで事業を進めており、協定でさまざまな取り組みを進めていくことが、地域社会に貢献する、社員を幸せにするという理念の実現になる」と語った。

伊藤徳宇市長は「介護予防、認知症対策、健康に関するイベント、市関連ポスター、チラシの掲示、イベントへの協賛など多岐にわたる形で協定を結ぶことができ、うれしく思う」と感謝。

さらに「『病気になったから薬局で薬をもらう』から『健康づくりのために薬局へ行く』という流れに変わりつつあり、スギ薬局はその拠点の一つになりうる。連携し、市民の健康づくりの形をつくれる関係が築けたら」と述べた。