2023年2月17日(金)

▼鈴木英敬内閣府政務官が代表の自民党県第4選挙区支部が一昨年の衆院選直前、国の公共工事受注業者複数から寄付を受けていたことが明らかになり、同支部が「法には触れないものと認識しているが、道義的な観点から全額返金する」

▼支部のコメントだが2期少々、知事としてその言動に接してきた県民の中にはニヤッとする向きもいたのではないか。言い回しが、かつての知事を思わせる。「脇が甘い」という印象はつきまとった。知事就任直前まで反社会的勢力と関係が指摘される業者から顧問料を受け取り、「法的には問題がないが」と〝反省会見〟に追い込まれた

▼就任中は政治的けじめがたびたび指摘され、政務と公務を区別する考え方も鈴木県政の産物だった。一番問題になったのは、後援会長が県監査委員に選任されたこと。法は知事ら首長との親子、夫婦など家族が就くことを禁じている。後援会長は「政治的には家族以上」と議会で追及された

▼「法的あるいは執行上、何ら問題はないものの」と鈴木知事(当時)。「あらぬ誤解を受けたりしてはなりませんので、(後援会の)役職をおりていただく」。鈴木前知事にひそかに敬服していたのは、ほぼ毎日ぶら下がり会見を実施していたこと。良きにつけ悪しきにつけ、これほど連日県民に語りかけ、理解を求めた知事はいなかった

▼その鈴木政務官が、国の工事受注業者から政治献金を受けていたことには、支部のコメントで。旧統一教会関連団体への祝電についても自身が会見で説明することはなかった。大方の県民から離れていくようで寂しい。