伊勢茶のおいしさ知って 度会町茶業組合 子どもらに贈呈

【畑中さん(右)から伊勢茶を受け取った生徒ら=度会町棚橋の度会中学校で(同町提供)】

【度会郡】三重県の度会町茶業組合はこのほど、町内の子どもら計261人に伊勢茶(ティーバッグ10袋入り)を贈った。

お茶の文化の継承や地産地消の推進を目的とした緑茶愛飲推進事業の一環。例年は年長児、小2、小5、中1年を対象に、同組合員らが保育所や学校でお茶の試飲や急須を使った入れ方の指導を行い、地元産のリーフ茶のおいしさを伝えているが、コロナ禍で中止となったため、自宅で飲んでもらおうと同事業の対象の子どもらに伊勢茶を贈ることにした。今回で3回目。

同組合の畑中勇作さんが同町棚橋の度会中学校を訪れ、1年生代表の生徒2人に68人分の伊勢茶とお茶の入れ方などを掲載した冊子を手渡した。

畑中さんは「度会町は昔からお茶の産地。ふるさとの味としてお茶に親しんでもらい、お茶を飲む習慣を身につけてくれるとうれしい。普段お茶を飲まない人もこの機会に飲んでみてほしい」、生徒らは「心が温まってほっとする味。家族とひと息ついている時に飲みたい」と話した。